災害対策及び災害支援について
災害対策マニュアル及びハンドブックについて
大規模な自然災害が毎年のように日本各地で発生する中、平成23年3月11日には、1,000年に一度と言われる未曾有の大震災(東日本大震災)が発生し、マグニチュード9.0の大地震と10メートルを超える大津波が東北地方の太平洋沿岸域に壊滅的な被害をもたらすとともに、北海道から関東に至る広範囲に多大な被害を及ぼしたことは記憶に新しく、自然災害の恐ろしさをあらためて思い知らされました。
そして、また、いつ、どこで、このような大規模な災害が発生するか予断を許さない状況にあります。 そのような中、県内に津波被害をもたらすおそれの大きい南海トラフ巨大地震では、県内沿岸部に震度6強の大地震と13.6メートルの大津波が襲来し、死者22,000人、全壊・焼失建物39,000戸の被害が想定され、また、別府湾地震では、死者36,000人、全壊・焼失建物83,000戸の被害が想定されています。
当会では、このように、突然、発生する大規模災害にも迅速かつ円滑に対処できるよう、様々なケースに対応可能な防災対策を確立するとともに、薬剤師としての職能を最大限に発揮して医療救護活動に取り組めるよう、この度、新たな『災害対策マニュアル』とハンドブック『災害時の薬剤師必携マニュアル』を作成しました。
この災害対策マニュアルには、当会並びに会員薬剤師等が、災害発生時に、関係機関・団体等との連携の下、迅速かつ円滑に医療救護活動に取り組むために平時から講じておくべき事前の措置や災害発生時の対応要領などを定めるとともに、災害発生時に、当会との緊密な連携が必要となる地域・職域薬剤師会、薬局及び医療機関薬剤部門が独自のマニュアルを策定する際の指針としていただくための準則などを掲載しています。
また、ハンドブックには、会員薬剤師が、日頃から薬剤師として心がけておくべき災害への備えや災害発生時の初動対応、薬剤師が果たすべき役割、災害時の医療救護に係る各種資料などを盛り込んでいます。
災害支援薬剤師について
当会では、災害発生時に速やかに被災地に赴き、薬剤師として職能を発揮して医療救護活動に取り組んでいただく会員を災害支援薬剤師として登録します。災害支援薬剤師は、平成から研修等を通じて被災地の医療救護活動に必要な知識の習得に努めています。
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