モバイルファーマシー(災害対策医薬品供給車両)を導入しました
この度当会では、東日本大震災での教訓をもとに、今後起こりうる大規模災害に対応するため、災害対策医薬品供給車輌『モバイルファーマシー』を導入し、1月24日(金)に当会敷地内駐車場におきまして、大分県知事広瀬勝貞様、大分県議会議員麻生栄作様他多数の関係各位のご臨席を賜り、完成披露式が盛大に開催されました。
モバイルファーマシーの導入について
1 モバイルファーマシーとは
薬局機能を搭載した機動力のある災害対策医薬品供給車両です。
2 導入の目的
モバイルファーマシー導入の目的は、ライフラインが寸断され、薬局も機能を停止して医薬品の供給体制が滞るような大規模災害に見舞われた被災地に出動して、医療用医薬品を必要とする被災者の方々に、自立的に災害対策用の医薬品を調剤して提供することができる体制を整備することです。(宮城県薬剤師会に次いで全国で2番目の導入)
3 導入経費
12,927千円 (うち県補助金 6,045千円)
4 主要設備等
通常の車両性能にキャンピングカーの居住性を備えており、調剤に必要な電子天秤や自動分包機、水剤調剤台、コンピュータ及びこれらに電源を供給するバッテリーや発電機などを搭載しています。
(車両諸元)
・ベース車両:トヨタカムロード4WD/4AT(3,000ccディーゼルターボ、定員3名)
L5,160×W2,110×H2,940mm、車両重量3,030kg、
・カーナビ、ETC、オートエアコン
・洗面台、カセット式水洗トイレ、温水シャワールーム、ベッド(2名)
・給水タンク(64ℓ)、給水ポンプ、温水設備(24ℓ)、FFヒーター、ルームエアコン
・カーテン、室内照明、屋外照明、サイドオーニング
(電源設備)
・外部電源(100V)取込用コネクター、室内100V出力コンセント
・ポータブル発電機(ガソリンエンジン・1600W)、ソーラーパネル(182W)
・ディープサイクルバッテリー(100Ah3台)
(通信設備)
・デジタル簡易無線機(5W、車載用1、携帯用2)、車載及び仮設基地局用アンテナ
・液晶TV(40型)、地デジ・BS/CSアンテナ
(調剤関連設備)
・電子天秤(バッテリー式)、散剤自動分包機(21包)
・錠剤棚(300~500品目収納)、引き出し付き台カウンター
・水剤調剤用シンク・蛇口、清水タンク(20ℓ×2)、排水タンク(70ℓ)
・保冷庫(90ℓ )、
・L型作業台、情報処理コンピュータ・プリンター用事務机、回転椅子